臍帯血(さいたいけつ)バンクの検討はしました?|妊娠☆子育てnavi【パパの出産編】

臍帯血(さいたいけつ)の可能性について臍帯血(さいたいけつ)の可能性について

さい帯血バンクと言えば、なんとなく重い病気の人のためのモノという気がします。
しかし、それは何も他人事だけではすまない事態になるケースもあります。

まず、臍帯血(さいたいけつ)とは何か?まず、臍帯血(さいたいけつ)とは何か?

そこで、臍帯血(さいたいけつ)について理解を深めておく必要があるでしょう。
こういった問題はほとんどのママが苦手としているようなのでパパが考えてあげてほしいです。

まず、臍帯(さいたい)とはへその緒の事で、その中を流れている血液を臍帯血といいます。
この血液がとっても重要な可能性のある血液なので、出産前の今、考えておかなければならない問題なんです。どう重要かと言うと、この臍帯血には心臓とはじめとする臓器や血液、神経、筋肉などの基となる『幹細胞(ステムセル)』(造血幹細胞や多能性幹細胞)が大量に含まれているんです。

そして、この幹細胞(ステムセル)が難治性血液疾患の治療などにとても有効なんです。

今後、この細胞から人の各臓器の再生への応用が期待されているそうです。
どうですか?とっても可能性のある血液でしょ。

臍帯血(さいたいけつ)バンクって有料?無料?臍帯血(さいたいけつ)バンクって有料?無料?

臍帯血(さいたいけつ)バンクが無料で自分に還ってくるならみんながします臍帯血(さいたいけつ)バンクが無料で自分に還ってくるならみんながします

臍帯血バンクには公的バンクと民間バンクの2つがあり、
公的バンクが無料(寄付)なのに対して民間バンクは有料です。

違いは何かというと、
採取した臍帯血が自分たちで使えるか使えないかというわけです。

公的バンクは寄付というカタチで第三者が使用するので、献血のようなものと考えてください。
また、民間バンクは自分たち家族にもしもの事態が起こったときに使用できる保険のようなものです。

家族が脳性麻痺やI型糖尿病などを患ったときに民間バンクに保管してある臍帯血があればすぐにでも治療することが可能ですが、公的バンクからの順番を待っていてはなかなか回ってこないのが現状だそうです。

臍帯血(さいたいけつ)保管はどうすればいいの?臍帯血(さいたいけつ)保管はどうすればいいの?

公的バンクだと契約してある医療機関で可能公的バンクだと契約してある医療機関で可能

民間バンクだと産科医の了解があればどこの施設でも可能民間バンクだと産科医の了解があればどこの施設でも可能

方法としては分娩直後、胎盤がママのお腹に残っている間にへその緒から臍帯血を採取します。
時間にすると5〜6分ほどで、痛みや危険が無いのが特徴です。

臍帯血保管にかかる費用はと言うと・・・
  ・公的バンクなら無料(寄付)
  ・民間バンクなら有料

2010年時点、臍帯血保管ができる民間バンクで日本一のシェアを誇っているのがステムセル研究所。
資料によると、民間のステムセル研究所にお願いして臍帯血保管にかかる費用は、
初めの10年間で220,500円(分離費用147,000円と保管費用73,500円)、
その後に更新して10年間で73,500円だそうです。

この値段が高いが安いかはひとそれぞれですね。

僕はこうして妊娠生活を乗り切りました僕はこうして妊娠生活を乗り切りました

僕の場合は臍帯血保管というサービス自体を知らなかったし、かかりつけの産科医からも何も説明がなかったので、全く何もしませんでしたが、次に子供を産む機会があれば公的バンクへの寄付というカタチを検討してもいいんじゃないかと妻と相談しています。

そりゃ、もちろん、民間バンクのように自分たち家族にもしものときに使えるに越したことはないですが、費用が費用だけにおいそれと家計からねん出できる額じゃないですから・・・。もう少し安くなりませんかねぇ。