早産について
妊娠22週目から妊娠37週目に出産が始まってしまうのが早産です。
予定日の前3週間、後2週間が正常なお産期間
妊娠40週目がおおむね出産予定日になるので、その3週間異常前というとこになります。赤ちゃんが誕生しても充分に大丈夫な期間は、出産予定日の前3週間、後2週間の正常なお産期間なので、それ以前に出産すると臓器も免疫機能も未熟なために外での生活に充分適応できないことが多いです。
早産にならないように切迫早産と診断されれば安静にして
ただ、妊娠34週目以降の早産は正常なお産期間で生まれた赤ちゃんとほとんど変りなく育ちます。
早産の原因と症状と対処
早産になる原因は切迫早産になる原因と同じです。
母体側の原因としては・・・
・妊娠高血圧症候群や心臓病、腎臓病、糖尿病などの合併症がある場合
・子宮筋腫や子宮奇形など子宮自体に問題がある場合
・細菌性腟症から卵膜の炎症(絨毛羊膜炎)を起こす場合
・母体の過度な疲労
・母体への過度なストレス
胎児側の原因としては・・・
・多胎妊娠
・羊水過多
などが考えられるそうです。
早産の症状としては特にお腹の張りや出血に要注意!!
場合によってはお腹の張りから破水してしますケースもあります。もしも破水してしまったら、産科医にすぐに連絡して入院してください。
入院中は赤ちゃんへの細菌感染を薬で予防しながら安静にして過ごします。それ以上に子宮環境が悪化した場合、帝王切開などで出産させることもあります。
安静にするにも症状別に程度があって、自宅安静で軽い家事も大丈夫な妊婦さんから自宅でずっと横になって過ごさなければならない妊婦さん、入院安静でベッドから動いてはいけない絶対安静まであります。切迫早産や早産と診断されれば妊婦さんにとってはとても不安で精神的にもダメージが大きいのでパパのしっかりとした優しいサポートが必要になります。
早産で生まれた赤ちゃん
出生体重が2500g未満の赤ちゃんは保育器で育てます
早産で生まれた赤ちゃんにも程度があって、出生体重が正常なお産期間に生まれた赤ちゃんとほとんど変わらない出生体重の子もいれば2500g未満の「低出生体重児」の子もいます。
早産で生まれた赤ちゃんの場合、体の機能が未発達なことが多く、特に肺呼吸がうまく機能しないので保育器などという補助が必要になりますし、免疫機能も未熟な場合が多いのでいろんな問題から赤ちゃんを保護してあげなければなりません。
お産を決めた産院がこういった「低出生体重児」のための設備がない場合、近くのNICU(新生児集中治療室)などの設備がある大きな病院に移っての出産になります。お産する病院を決めるときにもしものトラブルがあったとき、どういった対応サポートを準備しているのかを知っておく必要もあります。
保育器で育った赤ちゃんも体の大きさや各期間、各免疫機能が正常になれば普通の子供と同じように成長するので、ゆっくりと見守ってあげてください。
僕はこうして妊娠生活を乗り切りました
幸運にも切迫早産も早産もなかったですが、妊娠中に特に気を付けていたことがあります。
それは妊娠中の妻が元気なうちに休みを取れるように前もって準備しておいて、自分の行動も意識的にゆっくりとするように心がけていました。周りが急いでいるのに、妊婦だけに休めと言っても休みにくいでしょ。