離乳完了期の離乳食ガイド|妊娠☆子育てnavi【育児編】

離乳完了期の離乳食ガイド離乳完了期の離乳食ガイド

形のある食材を噛みつぶすことができるようになり、栄養素の大部分が母乳またはミルク以外の食物からとれるようになった状態を離乳完了期といいます。

離乳完了期になると、離乳食もそろそろ終わりに近づきます。

目安の頃は1歳〜1歳3ヶ月頃。この頃の体は、手先が器用に動くようになり、1人歩きができるようになるころです。個人差はありますが、簡単な言葉を発する赤ちゃんもいます。

離乳食完了期には、赤ちゃんの口の動きは舌が自由に動くようになり、食べ物の固さや大きさを見ながら上手に食べられるようになってきます。又、スプーンなどを使い、自分の口に運ぶしぐさをするようになったり、コップなどから飲み物が飲めるようになり始めます。

離乳完了期の食事のスケジュールは?離乳完了期の食事のスケジュールは?

離乳完了期になると、食事のスケジュールは大人と同じように朝・昼・夕の1日3回。

それに加えて、おやつを食べるという生活のリズムができてきます。離乳食を食べたり食べなかったりというムラがなくなり、ほとんどの栄養を食べ物から摂取できるようになるころです。

離乳食も完了期になると、母乳やミルクを欲しがる量が減ってきます。離乳食も完了期になると、母乳やミルクを欲しがる量が減ってきます。

栄養素のほとんどを離乳食から摂取できるようになるこの頃から、徐々に卒乳の時期になります。母乳やミルクを欲しがらない時は無理をせず、牛乳やフォローアップミルクを飲ませてあげましょう。

1歳を過ぎたらタンパク質とカルシウムの補給のために、牛乳または育児用ミルクやフォローアップミルクを1日300〜400ml飲ませてあげましょう。1歳を過ぎたらタンパク質とカルシウムの補給のために、
 牛乳または育児用ミルクやフォローアップミルクを1日300〜400ml飲ませてあげましょう。

飲み物を飲むときに、コップを使う練習も始めましょう。

チェック項目フォローアップミルクとは?

離乳食後期頃や3回食になって始めるフォローアップミルクとは、離乳食では補えない鉄分などを多く含んだミルク。離乳が順調に進んでいる赤ちゃんでも鉄の摂取量は不足しがちで、生後9か月以降になると鉄欠乏症の症状が現れがちになります。

この鉄欠乏症を予防する目的で生後9か月頃から与えるもので、鉄や鉄の吸収を促進するビタミンC、たんぱく質、ミネラルの量がミルクよりも多く配合されています。

色んな好奇心にも対応してあげられるようにしましょう

離乳完了期の食事の目安離乳完了期の食事の目安

離乳完了期になると、栄養のほとんどを食事から摂ることができるようになります。しかし、赤ちゃんの体はまだまだ一度にたくさんの離乳食を食べることができません。ですので、朝昼晩の3回食に加え、おやつの時間を取り入れ、3回食では補いきれない栄養を摂取しましょう。

おやつは「補食」と考え、乳製品や果物・小さいサイズのおにぎりなど、3食の食事と栄養素が偏らないように気をつけましょう。又、おやつの時間とはいえ、お菓子などの嗜好品を与えすぎないようにしましょう。時間をかけすぎるのもダメ。量にも十分注意が必要です。

この頃になってくると、赤ちゃんの食事は大人のものとあまり変わりなく、食べられるものも多くなってきます。

だからといって、急に大人と同じものを食べられるようになったわけではありません。だからといって、急に大人と同じものを食べられるようになったわけではありません。

大人と同じ食事では、赤ちゃんにとって塩などの調味料が濃すぎたり、噛むことができずに喉に詰まらせてしまう危険性も。あくまで「離乳食の延長」から、徐々に切り替えていってあげるようにしましょう。

又、初めての食材の時には、必ず量や食べた後の様子をチェックしましょう。又、初めての食材の時には、必ず量や食べた後の様子をチェックしましょう。

食材の選び方や形態にも引き続き気を配りましょう。

離乳食は朝・昼・晩の3食。大人の食事の時間にあわせながら、午前と午後におやつをプラス。離乳食は朝・昼・晩の3食。大人の食事の時間にあわせながら、午前と午後におやつをプラス。

朝食や夕食の時間を上手に利用して、できるだけ家族みんなで楽しく食事ができる時間を作りましょう。ただし夕食はあまり遅い時間にならないようにしましょう。

上手なごはんのあげかた上手なごはんのあげかた

離乳完了期のこの頃、赤ちゃんはどんどん活発に行動できるようになります。又、興味のあることも増え、食事の時間、ベビーチェアなどにじっと座っていられなくなる子も増えてきます。

暴れて心配な時は、床にしっかりと足がつくような安定した姿勢でイスに座らせてあげると、離乳食を食べる事に集中してくれます。暴れて心配な時は、床にしっかりと足がつくような安定した姿勢で
 イスに座らせてあげると、離乳食を食べる事に集中してくれます。

足が宙に浮いた状態だと、逆に落ち着かずに動き回ってしまいます。食事の時間は座って食べるということも、赤ちゃんに教えてあげられるようにしましょう。

又、何にでも興味を持ち、いろんなことにチャレンジした時期です。手先も器用になってきます。

完了期の離乳食には赤ちゃんが手づかみで食べることがきるものも積極的に取り入れ、赤ちゃんの好奇心をサポートしてあげましょう。完了期の離乳食には赤ちゃんが手づかみで食べることがきるものも積極的に取り入れ、
 赤ちゃんの好奇心をサポートしてあげましょう。

手でつまめる程大きさの小さなおにぎりやスティック状の茹で野菜、サンドイッチなどが、この時期の赤ちゃんにはピッタリ。少しづつかみごたえのあるメニューも離乳食に取り入れていきましょう。

手やモノを使って赤ちゃん自身が食べたり飲んだりしたがる時期ですが、まだまだ上手に使うことができません。手やモノを使って赤ちゃん自身が食べたり飲んだりしたがる時期ですが、
 まだまだ上手に使うことができません。

お部屋や椅子など、赤ちゃん周囲が汚れてもいいように食事の環境を整えてあげるようにしましょう。