妊娠ママの体重の増減
妊娠中のプレママはつわりや体調によって食べられる食事が決まってしまう人も多いはず。
妊婦と食事についてはいろいろ言われていますが、特にグレープフルーツのようなすっぱい果物がむしょうに食べたくなったり炊きたてご飯の匂いが気持ち悪かったりするのは有名です。ほかにも片寄った食生活を続けてるとママの身体にもお腹の赤ちゃんの発育にも悪影響を及ぼすと言われています。
体型や体重を維持したいというひとりの女性の気持ちと元気な赤ちゃんが生まれて欲しいひとりのママの気持ちの狭間で悩んでいるプレママは多いようです。ですから、妊娠中にここぐらいまでなら体重を増やしても普通だよ、という目安を知っておくと毎日の気持ちも違ってくるはず。増えた分は赤ちゃんのためだと思って、産後に健康的にダイエットしましょう。
妊娠中のプレママの体重増加量にも目安はあります。
体重が4〜5sも減るというのは問題外ですぐにかかりつけの病院で相談したほうがいいでしょう。
お腹に赤ちゃんがいるからといってなんでも2人分食べる過剰摂取や片寄った食事はパパと一緒に見直してみましょう。
妊娠中の推奨体重増加量
今でもそうかもしれませんが、「小さく産んで大きく育てる」ことが勧められてきましたが、最近では胎児期の低栄養による発育などへの悪影響を示した研究報告がいっぱいでてるそうです。
つまり、今の妊婦さんは大きくなりすぎても小さすぎてもダメだということです。
妊娠中の推奨体重増加量を知っておきましょう。
2006年に厚生労働省が発表した妊娠中のママの推奨体重増加量ってのがあるんです。
妊娠中の推奨体重増加量
体格 | BMI(体格指数) | 推奨体重増加量(s) |
やせ | 18.5未満 | 9〜12 |
普通 | 18.5以上 25.0未満 | 7〜12 |
肥満 | 25.0以上 | 5を目安に個別対応 |
※BMI(体格指数)=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)
この表も推奨というモノなので、絶対にこの表に当てはまっていれば健康な赤ちゃんが生まれるとか、この表に当てはまっていなければ健康な赤ちゃんは生まれないというモノではありません。
あくまでも目安で、毎日のママの体調によって個人差があるでしょうし、ストレスや苦痛になるような事態にはならないほうがいいでしょう。育児や妊娠、出産は人それぞれというのが基本です。マニュアル通りにすればいいってもんじゃありませんよ。
妊娠・出産マニュアルなんてありません
初めに書きますが・・・
妊娠中は70点を目指しましょう!!
どこかの本で読んだんですが、これはなかなか的を獲ているなと思います。
なんでもかんでも完璧にいろいろな教本を手にとって照らし合わせると完璧な子供ができますか?最初はみんな、元気な赤ちゃんが生まれてくることだけを考えてませんでしたか?
毎日のマタニティ生活の中でやってみたいな、とか時間が余るな、と思うならやってみる。しんどいと思うならやめてみる。やらなくちゃいけないなんて妄想から自分を解放してあげましょう。
妊娠・出産にマニュアルなんてありません!!
教本やマニュアルで情報を知ることはとても大切ですが、あくまでも判断するのはパパとママです。
つれづれなるままに・・・ちっさいメモ
先日、新聞でやせ妊婦についてのコラムを読みました。
やせ妊婦の増加で胎児期に低栄養にさらされた子供は成人後に生活習慣病になる可能性が高いという記事に対してのお母さんたちからの投稿で、「妊婦がやせているのは、医療者側の行きすぎた体重指導に問題がある」とのこと。
実際に病院に行く度に体重を増やすな・太るなと言われるのがストレスで食事を抜く妊婦さんがいらっしゃるそうです。過度なストレスにならないように周囲のパパや家族が見守ってあげて安心できるマタニティ環境を整えてあげるのも大切なんですね。