切迫流産とは・・・
切迫流産と流産は違います
切迫流産とは、出血やおなかの張り、痛みなどの症状があて、流産になりかかっている状態をいいます。
しかし、近年の医療では必ずしも流産になるとは限らないそうです。
妊娠初期の流産は染色体異常などによって受精卵が育たないケースが多く、超音波検査でも胎児の心拍が確認できない場合に起こりますが、妊娠7〜8週目までに胎児の心拍が確認できて、子宮頸管が閉じた状態であれば少々の出血や痛みがあっても妊娠生活に支障がないことが多くなっています。
切迫流産の原因としては受精卵が着床する位置や過程で出血が起きる胎児側の理由と、感染による子宮収縮や動き過ぎによって起きる母体側の理由が考えられるそうです。
妻が出血やお腹の張り、痛みを訴えてるときはすぐにかかりつけの産婦人科に連れて行きましょう。
茶色い出血があったりいつもと違うにおいがしたり違和感を感じることがあれば間違っていてもかまわないので、早目の受診をおススメします。何もないに越したことはないのですから。
切迫流産にはこまめな超音波検査を
妊娠初期の超音波検査は、腹部の上から行う経腹式ではなく、子宮のより近い位置から検査できる経膣式で行われるそうです。
この超音波検査によって妊娠7〜8週目に赤ちゃんの正常な心拍や健康な胎動が確認できれば、問題はないとされているので、切迫流産と診断されていても安静にして定期的な超音波検査をかかさないようにしましょう。
切迫流産は染色体異常が原因の場合が多いので、根本的な治療が確立されていないのが現状です。
妊娠初期に出血や痛みがありお腹が張るという症状が切迫流産とされていますが、全体の約2割の妊婦にこういった症状がみられるというデータもあるので、落胆ばかりせずに経過観察を続けましょう。
切迫流産と診断されたら
切迫流産と診断されたら自宅安静が一番
切迫流産を治す治療ではないけど、止血剤や子宮収縮抑制剤を処方するところもあるそうですので、切迫流産と診断されたらどの程度の安静が必要かを産婦人科医と相談しましょう。
基本的にはトイレと食事以外は横になって絶対安静です。
出血が治まったら気分転換に買いものや簡単な家事をするのは大丈夫だそうで、夜の夫婦の営みは控えましょう。
赤ちゃんの経過が良好で安静解除になれば、切迫流産になっていたことがその後の赤ちゃんの発育に影響を及ぼす心配はないそうです。
僕はこうして妊娠生活を乗り切りました
妻が妊娠中、お腹が痛いと言いだしたときには必ず休むように指示してました。痛みもすぐに治まって出血がないようだとそのままで大丈夫だとかかりつけの産婦人科医にも言われていたので、出血しないことだけを祈りながら。
染色体異常で起こる可能性が高いのに自宅安静で治るのか正直、今でも疑問です。