妊婦のつわりって一体・・・
男性には全く縁のない『つわり』
妻が妊娠すると自分に経験がないからといって他人事のようにはしてられません。夫もきちんと妊婦のつわりについての知識を持って接してあげることも妊娠生活を円滑にする上での重要な要素です。
まず、つわりになるとどういう症状になるの・・・
50%の妊婦がつわりになると吐き気がしてずっと気持ちが悪かったと答えています。次に多いつわり症状は空腹になると気持ちが悪い、においに敏感になると答えていて、少数ですが、眠たくて我慢できないとか身体がいつもだるいなどがあります。つまり吐き気や空腹時のムカムカ、食欲不振がつわりの代表的な症状ですね。
つわりは妊娠6週目くらいから始まって妊娠15週目ごろまでに治まる妊婦さんもいれば妊娠中期までずっと続く妊婦さんもいるようで、つわりの症状や期間は個人差が大きく、それぞれの症状に対する適切な対応が必要だとされています。ちなみに全くつわりの症状を感じないという妊婦さんも中にはいらっしゃるようです。
つわりへの対応・対処法を考える
まず、前述したとおり、つわりはその時の妻次第ですので一概にこれで大丈夫という楽な方法はないと思ってください。
なぜつわりに対する万能方法がないかというと個人差が大きいという理由の他に、現代の医学ではつわりのメカニズムが解明されていないという理由が大きいようです。ですが、つわり症状のほとんどが精神的な要因が大きく関わっているといわれているので、妻が心配する、考え込まない、安心できない、イライラする、そんな日常を排除してあげるのが夫のできるつわりへの対応・対処法です。
つわりの原因にはいろいろな説があります。
・胎盤の元になる毛細血管から分泌される性腺刺激ホルモンが嘔吐中枢を刺激する説
・胎盤が完成して妊婦と赤ちゃんとが結ばれるまでの一時的なアレルギー説
・栄養を循環させるパワー「気」と潤い&栄養分になる「血」が不足して起きる説
・精神的なストレスや不安がつわりに影響する説
・胎児の器官形成期に起こることから刺激の強い「毒素」を拒否するという説
つわりにもいろいろなタイプがあるようです。
・吐きづわり(吐き気の伴う最も多いつわり)
・食べづわり(食べていないと気分が悪くなる)
・においづわり(ご飯の炊けるにおいや揚げ物、肉のにおいで気持ちが悪くなる)
・げっぷづわり(ずっとげっぷが出続ける)
・眠りづわり(一日中眠たくてしかたがない)
・よだれづわり(口の中に唾液がたまりやすくなる)
・旦那づわり(ひげや口臭で気分が悪くなる症状)
・ケミカルづわり(化学調味料などの添加物を受け付けなくなる)
・環境づわり(環境によって身体にストレスを覚える)
これもほんの一例のようで、その時々で変化したり乗り物つわりなんてのもあったり、妊婦さんによってはテレビに映ってる食べ物でさえも気持ちが悪くなるようです。
これらつわりの症状を見ていると夫にもできる対応・対処法があると思いませんか?
一番わかりやすいのはテレビに映ってる食べ物でも気持ちの悪くなるつわり!!つまりは見た目で味や色、におい、食感を連想しただけでもつわりの症状が現れるということ。まさに、つわり症状のほとんどが精神的な要因が大きく関わっているとわかります。
つわりの時期の妊婦の推奨生活は・・・
・食べられるものを食べましょう
・喉越しのいいものを冷蔵庫に準備しておきましょう
・眠れるときに眠れるだけ眠りましょう
・家に閉じこもらずに、外の空気を吸うように心がけましょう
妊婦側からするとこういった生活がいいとされてます。参考にしてください。
具体的なつわりへの対応・対処法
具体的なつわりへの対応・対処法として考えられるのは、
・つわりのしんどさをじっくり聞いてあげる
・可能なかぎり家事を手伝ってあげる
・その日に食べられるモノを買ってきてあげる
・においのキツイ食べ物は外で食べてくる
・時間を忘れて没頭できるモノを見つけてあげる
・普段から夫(自分)も清潔にしておく
・胃のまわりをホットパックで温めてあげる
・合間合間に「内関」というツボを押す
・夫に肩甲骨のあたりを円を描くようにさすってもらう
・胸部や太ももをゆっくり伸ばす
・マタニティ鍼灸(お灸)をする
などが挙げられます。どれも日々のルーティンワークを楽しむように努めることでつわりを夫婦二人で乗り切っていけるんじゃないでしょうか。
妊娠中の妻にこれだけは絶対にしてはいけないこともあります。
それは・・・
・ほかの妊婦と比べる
・つわりの妻にイライラする
・面倒臭いを理由に片づけたり清潔にしたりしない
現代の夫は草食系が多いとか言われる時代ですが、そんな世間の眼なんて関係ありません。草食系だろうが肉食系だろうが、つわりについての知識を持って根気よく接してあげるとこれからもいい夫婦関係を築けると思います。
つわりの時期になると昨日と同じような行動が出来ないことを忘れないように!!
僕はこうして妊娠生活を乗り切りました
僕の場合、妻のつわりが一般的なモノよりも軽い症状で治まっていたこともありましたが、数週間はずっと身体がだるくて気持ちも悪く眠たい日が続いて妻の気持ちも滅入っているときには、ゲームとか漫画や雑誌などの本を買ってあげたり、毎朝日替わりの朝パンを用意してみたり、間食おやつのデザートをバラエティ豊かに揃えてみたりして乗り切りました。
それと、妻が男性の筋肉がついた二の腕が好きなので、毎日の運動も欠かさずにしましたね。