お風呂に入ろう・・・!沐浴
沐浴は、まだお風呂に入ることができない赤ちゃんの体を清潔にする、赤ちゃんのお風呂タイム。
とはいえ、小さい頃は長時間お湯に浸かると、体に大きな負担がかかってしまいます。一般に言われる入浴とは違い、体を清潔に洗い流してあげることが大きな目的です。沐浴時間は3〜5分を目安に行うと良いでしょう。
又、乳幼児期からお風呂は、ベビーの生活リズムを作るためにも、なるべく毎日・同じ時間帯に行ってあげましょう。もちろん、「絶対にこの時間!じゃないとダメ!」ということはありません。出来る範囲で大丈夫ですし、ベビーの体調が悪い時にはお風呂に入るのを中止し、体を清潔なタオルなどで拭いてあげる程度でも充分です。
寒い時期は1日に1〜2回程度で充分ですが、夏の暑い時期にはあせも予防にもなるので石鹸を使わずに入る沐浴を数回してあげるといいでしょう。
お風呂に入ろう・・・まずは準備から
お風呂が終わった後に後湯ざめしてしまわないように、まずは沐浴前に準備をしましょう。
沐浴前にあがった後の準備をしていると慌てずにお風呂に入れてあげられます。
沐浴に必要なモノとしては・・・
・ベビーバス(なければ浴槽でもOK。たらいなど大きな器でも利用可)
・清潔なバスタオル
・清潔な着替え
・ガーゼ2〜3枚(体の汚れを洗い流したりするのに使います)
・綿棒やスキンケア用品
必要なものが揃ったら、準備をします
・清潔な着替えはあらかじめ横に用意しておきます。
・時間は、毎日一定の時間に入れてあげるようにしましょう。
ただし、授乳直後や食後、空腹のときは、避けたてあげるようにしましょう。
・ベビーバスなどを利用する際は、無理に浴室でなくても良いです。
逆に冬など、暖かい室内のほうが、湯ざめが少なく快適です。
その場合、ビニールシートを利用してお部屋が濡れてしまわないような工夫をしましょう。
・浴室で使う場合は、浴室を暖かくしておきましょう。
お湯を流して浴室全体を温めたり、湯船の蓋を空けて蒸気で部屋を温めるなどでOK。
沐浴剤を使った入浴法
沐浴には、赤ちゃん用の低刺激の石鹸を使って洗ってあげる方法と、「沐浴剤」という入浴剤のようなもので洗ってあげる方法があります。
石鹸で洗ってあげる際には、湯船の外でまず石鹸を使って体を洗ってあげ、最後にすすぎの際に湯船につけて流します。石鹸を使った沐浴の場合、外洗いで充分に石鹸を取り除いていても、やはり赤ちゃんの体がつるつるして、新米ママには赤ちゃんを落としてしまいそうで心配なもの。
沐浴剤を使う場合、湯船の中で体も洗うことになりますが、つるつるした石鹸とは違い、赤ちゃんが滑って手もとから落ちてしまう心配はありません。ベビー用のお風呂槽(ちっさいお風呂)などを使えば、おぼれさせてしまう心配もありませんので、特になれるまでは、沐浴剤を使った方法が安全かも知れませんね。
ここでは、沐浴剤を使った赤ちゃんのお風呂の入れ方を紹介します。
@ | 温度計を見て40℃前後のお湯をはり、適量の沐浴剤をいれます。 |
A | 服を着たままで沐浴剤入りのお湯でガーゼをぬらし、片方ずつ面を替えてまずは目を拭きます。 その後、おでこ⇒鼻の下⇒あご⇒顔全体を拭きます。 赤ちゃんはよだれや汗・皮脂などで以外と汚れています。しっかり洗ってあげましょう。 ここまでは湯船の外で寝かせたまま行えます。 |
B | 服を脱がせたらガーゼをからだにのせます。 ガーゼをのせると赤ちゃんは安心できて、お湯に入れた時に暴れにくくなります。 左手で耳のうしろ、右手でおしりを支え、足からゆっくり入れます。 |
C | お湯に浸した別のガーゼで頭を洗います。 ガーゼは使ったら取り換え、清潔な部分で洗ってあげるようにしましょう。 |
D | 手、腕からわきまで軽く洗い流します。 次に首、胸、お腹の順にガーゼで軽くぬぐうようにします。 足、股もとても汚れやすいので特にていねいに洗ってあげましょう。 |
E | 赤ちゃんをひっくりかえします。 赤ちゃんの左わきの下に右手を入れて、左手でささえて赤ちゃんのあごを右腕にのせるようにしてかかえると、簡単に背中を上に向けることができます。 首、背中、おしりの順で洗います。 |
F | 洗い終わったら、上を向かせます。 少しだけ温めてあげ、左手で首、右手でおしりを支え、お湯から上げます。 冬場でも、長湯は疲れてしまいますので、体がほんのり赤くなった程度で切り上げます。 すすぎはしないでしないで大丈夫です。 |
G | バスタオルの上に赤ちゃんをあげ、 軽く押さえるようにして水気をとります。 |
H | 湯上りは喉が渇くので、湯ざましを少しだけあげると良いでしょう。 |
最初はこわごわ、おそるおそる・・・だと思いますが、慣れれば難しいものではありません。
特に、お風呂に入れているママの不安はベビーに伝わり、ぐずったり暴れたりの原因になるので、ママもリラックスしてお風呂に入れてあげられるように工夫しましょう。
又、赤ちゃんが大きくなるにつれて、体重も重たくなり、ママには辛い作業になることも。可能な範囲で周囲の方にお手伝いを頼みましょう。
湯ざめを防ごう!お風呂あがり
沐浴はお風呂あがりが肝心です。
暑い夏にすぐにお洋服やおむつを着せてしまうと、あせもや湿疹の原因に。かといって、冬の寒い時期には、寒い部屋に連れて戻るだけで、湯ざめで風邪の原因になってしまうケースも。
どちらも、お風呂前に着替えなどを事前に準備しておくのが大切です。又、浴室や着替えをする場所は温度差がないよう、冬はあらかじめ温めていくと安心です。
入浴後、体に水分が残ってしまっていたり、汗をかいたりすると湯ざめしやすくなります。湯上りは手早く水分をふきとりましょう。洋服は、体の火照りがおさまってから、汗ばまない程度にしっかりと着せてあげましょう。
つれづれなるままに・・・ちっさいメモ
入浴は、新生児ベビーにとってもどきどきの体験!父親向けの指導教室や安心・安全なお風呂方法などを教えてくれる教室も増えてます。
赤ちゃんの肌にもやわらかなマットやユニットバス、ガーゼなどのグッズも忘れずに。やり方や手順を紹介してくれるネットなどで、便利な沐浴グッズの人気ランキングや口コミを探してみてね。