仕事のできる男は妊娠生活も上手
妊娠や出産、育児は人間を成長させてくれるチャンスです。
妻が妊娠する時期は付き合ってた頃や新婚時代には見せない相手の一面をいっぱい見られる時期だし、仕事をしている人はやりがいや責任が一番大きい時期とも重なります。仕事の出来る男は妊娠生活も上手だと育児本や妊娠(出産)本でよく見ます。
仕事と子育ては別だと思うかもしれませんが、人生のなかで自分の考えだけではうまくいかず、常に勉強しなくてはならない点では仕事も子育ても一緒です。先方の想いや考え、行動を先読みして相手の望むような行動をとったり、時には譲れない点で衝突したり・・・と。妊娠中の生活も妊婦の内側で起こる身体と心の変化を感じ取り、心配りができる力を身につけることができれば、今後の仕事や人間関係でも必ず役に立つはずです。
妊娠中の妻との付き合い方
妻の変化を受け入れて一緒に楽しもう
妊娠中の妻の身体や気持ちはすぐに変化します。その変化はお腹で赤ちゃんがスクスクと元気に育っている証しです。馬鹿にしたり気持ちが滅入るような言動は避けて、知識と興味を持って接してあげることが大事です。妊婦もそういう言動からひとりじゃないというしっかりした気持ちを持つことができて、マタニティブルーや鬱(うつ)病になってしまいがちな時期を乗り切れます。
妻の話にじっくりと耳を傾けてあげよう
妊娠中の妻は出産や将来への不安やつわりの辛さから情緒不安定になる日とならない日と外見で判断しにくいし、夫にはわかりづらいモノもあります。私の妻によると女の人は的確な答えを求めているときと求めていないときがあるそうなので、まずはじっくりと妻の話に耳を傾けてあげてみましょう。
妊娠生活は出産後の育児にも関係してきます
妊娠生活は夫婦生活としても大切な時期だけど、夫婦生活=妊娠生活ではない。一生涯を共にする夫婦にとって妊娠はその後の関係をも左右する通過点に過ぎないことをわかったうえで、二人の問題は二人で話し合い、理解し合い、支え合い、いたわり合ってより深いパートナーになれるようにお互いが努力しましょう。妊娠生活を豊かに過ごすことができれば育児生活もずっとあとの老後生活も上手くいくのではないでしょうか。
妊娠も出産も育児も二人で乗り切る姿勢を見せてあげよう
軽いマタニティブルーなんて妊婦には付き物です。だけど、物事をポジティブに判断できない状態のときに「頑張れ」とか「気にするな」という言葉は聞かされる側にするととても他人事のようなかんじ。妊婦は常にどうにかしたいと頑張ってると思った方がいいです。それでも気持ちが滅入ってるのですから、「一緒に乗り切ろう」とか「2人いるんだよ」と問題を分かち合えるような姿勢で接してあげましょう。
妊娠中の妻とのより具体的な付き合い方
自分たちは自分たち。人は人。
兄弟や親せきで先に出産を経験した人の話を挙げて、妻の辛さや心配を和らげようとしても妊婦には納得がいかない点もいろいろあるんだとか。確かに、つわりの症状・辛さには個人差があるし、それをしんどいと思うか思わないかは人それぞれ。妊娠は特にこれさえやっていれば大丈夫なんてのはないので、自分の妻に当てはまるかどうかの参考程度にしたほうがいいですよ。
夫も何かを我慢してるのを見せてあげよう
妊娠中の妻がお酒やたばこはタブーなのはもちろん、体重・栄養管理を産婦人科で細かく注意される人も多いとか。行きたい場所にも行けないときがあるし、洋服もいままで着ていたものが着られないようにもなってくるなどの制約が多いモノです。一番近くにいる夫が気にせずお酒、たばこ、付き合いを以前と変わらずに続けていたら妊婦はどう思うでしょう。それよりも一緒に妊娠生活を頑張ってるという姿勢を示すために、何かを制約したり加減したりするのは妊婦には効果的だそうです。私の妻によると小さなことでもいいそうです。例えば、朝食作り、ゴミ出し、送り迎え、夕食作り、掃除、洗濯、早目の帰宅など。
否定しないように心がけよう
最近の人はすぐに「でも」「だって」「けど」「逆に」という言葉を話の頭につけますが、これ全て否定語です。言われて楽しい言葉というよりも何やら諭されて注意されている気がします。普段からこういう言葉を当たり前のように使ってるようなら努力して改善するべきです。何も妊娠生活だけの話ではなく、子育ての時もこれからの二人の生活のときもきっと役に立ちますよ。
『ほうれんそう』を忘れずに!!
すぐに気持ちが上下する妊娠中は特に事前の報告やこまめな連絡、これからの相談は充分にしたほうがいいです。夫も仕事から帰ったら機嫌の悪い妻がいるよりも機嫌の良い妻がいるほうがいいでしょ。まずは自分の行動からです。
僕はこうして妊娠生活を乗り切りました
妊娠中の妻はあまりつわりがひどくはなかったものの、気持ちが不安定になることは日常茶飯事でした。
そんな時に僕がしたのはご飯後の食器洗いとちょっとしたご褒美的な買いもの。それと本やゲームを買ってあげていましたね。食器洗いは手肌があれてないお母さんになっていてほしいからと説明して、ご褒美的な買いものは朝食のパンから洋服までいろいろ。妊婦生活は何も出来なくて時間を余してしまいがちなので、小説や漫画や雑誌といった本とかゲーム機などを揃えてあげました。
これらのおかげでお互いに感謝する習慣も付きましたし、話をする機会もずいぶんと増えました。