不妊かも・・・と思ったらまず産婦人科で相談
妊娠を望んでいるにもかかわらず2年以上妊娠しない場合は「不妊症」と診断され、「原発性不妊」と呼ばれています。また、1人目の赤ちゃんを授かったあと、2人目以上の妊娠・分娩に至れない場合を、「続発性不妊」と言います。
不妊症の原因の約4割は女性側にあると言われていて、日常生活の見直しで改善する場合もあるそうです。ただ、原因があるだけで不妊は女性だけの問題ではありません。パートナーの男性や仕事などの生活習慣が原因になる場合もあります。
男性側の協力も必要ですし、決して一人で悩まないようにしましょう。
不妊症の診断
不妊症かも・・・と思っても、なかなか産婦人科には行きにくいもの・・・
ここに病院での診断方法を、簡単にご紹介します。病院に行く前に、自分でチェックをしておくと便利な項目もあります。是非参考にしてみてください。
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@まずは自分で基礎体温表を作成します。少なくとも1か月以上は測っておきましょう。 その際、セックスをした日や月経の期間や量なども書き込んでおきましょう。 病院では基礎体温表を見ながら、排卵の有無などを判断します。 又、男性は精液を病院に持ちこんで検査してもらいます。 |
A膣内の検査・肝機能の検査・各種ホルモンの検査を行います。 肝機能の検査やホルモンの検査は採血により調べることができます。 |
B不妊の原因を探ります。 主な不妊の原因は・・・ ・子宮や卵管が原因の不妊 ・精子との不適合 ・排卵障害 ・その他子宮内疾患 |
不妊症の治療と対策
不妊症の治療には、主にホルモン療法などが用いられます。
又、女性・男性ともに不妊の特定原因が見つからない場合、タイミング法と呼ばれる療法を用いることがあります。これは、日常生活の改善などから妊娠を促す療法で、体に負担の少ないものです。
・不妊の原因となる薬剤治療や麻薬類摂取を避け、殺虫剤などの化学物質への接触を避ける。
・葉酸、ビタミンC、亜鉛、リコピンが含まれた食物を意識的に摂取する。
・過度のカフェインやアルコールの摂取を避ける。
・過度な運動を避ける。
・温度の高すぎる入浴を避ける。
・きつすぎる下着の使用を避ける。
・運動中の陰嚢保護を心がける。
・喫煙はもちろん、副流煙への接触を避ける。
などが主なものです。
つまりは、体に悪影響であると言われていることを避けて、健康な状態でいることが大切なんですね。上記のタイミング法は気をつけて生活すれば、すぐに取り入れられることばかり。費用もかからないのでまずはここから初めてみるのは、いかがでしょう。
つれづれなるままに・・・ちっさいメモ
男性不妊は婦人科など、病院でも相談に乗ってもらえます。男性自身が産婦人科などの外来へ行くのは勇気がいるかも知れませんが・・・
治療としては、まずは診断と検査。漢方の処方した漢方薬や鍼灸などを治療に取り入れているところもあるとか。女性は冷え性なども不妊の原因になる場合もあるので基礎体温を測ったり、出来るモノから始めましょう。
不妊治療の費用は、国が負担してくれるものもあります。更年期を迎えるとさらに妊娠の確率は減ると言いますし・・・おススメの病院などは人気ランキングや口コミなどの情報も参考に。