新生児の頃の育児ははじめてだらけ
まず新生児とは・・・
一般に、1歳に満たない赤ちゃんを乳児、出生後28日未満の赤ちゃんを新生児と呼びます。つまり、生まれて1ヶ月以内の子供のことをこう呼ぶのですね。この名称、普段の生活ではほとんど使いません。ですが、病院などでは具体的に分類されていて、このように呼ばれる場合がありますので、覚えておきましょう。
この頃の赤ちゃんは、お腹にいる時と同じような生活をします。
新生児は短い時間起きて、短い時間眠る。
だから、ママやパパがびっくりするような時間に目覚め、大泣きしてしまうケースも。わからないことも多く、大変な時期ではありますが、この頃特有のライフスタイルを理解して対応できれば、慌てずに対処できます。どの赤ちゃんもこの状態が年中ずっと続くわけではないです。だんだん時間が長く寝てくれて、だんだん時間が長く起きてくれるようになるモノです。
新生児期の育児について、まとめています。
新生児の頃の赤ちゃんの生活
出産から2週間もすればママも産後の疲れから、新しい生活へと切り替えの時期。
1人目の赤ちゃんだと、初めてのこと、知らないことばかりで不安ややらなきゃいけないことがいっぱい!の時期でもありますね。
赤ちゃんも世界に出たばかり。まだ大人の人間のようなサイクルはありません。
短い時間おきて、短い時間眠る、その短いサイクルでお腹が減ったり、ぐずったり・・・どちらかというと、お腹の中の延長のような生活を送ります。
この頃は、朝晩の区別もありませんので、朝晩の区別のある生活をしてきたママやパパには大変なケースが多いと思います。だけど、こんな暮らしは1〜2ヶ月程度で終わります。その間だけは、ママやパパは赤ちゃんのサイクルにあわせて、短く寝て、短く起きる、というスタイルでよいと思います。無理に「朝になったから起きてなくちゃ!」と思わないで。しんどいようならパパとママ交代でもいいと思います。
生まれてすぐの頃は、2時間おきくらいに授乳をします。
1時間半〜2時間ごとに、寝て起きてを繰りかえします。眠る→おむつ替え→お腹がすいたのでおっぱい→授乳がすむとまた眠る・・・の繰り返しです。この頃の人間の体は、まだ完全に出来上がったものではないので、栄養や睡眠をまとめてとることができないんですね。その度に、泣き声に呼ばれて対応しなければいけないので、まとめて長い時間に休むことができません。
新生児の頃は、1日に15〜20回もおしっこをするので、しょっちゅうおむつ換えをしなければなりません!24時間起きてると考えると1時間に1回or2回。授乳は2時間おきくらいにするので、授乳とおむつ換えを一緒にするママが多いんですね。
産後の準備として、おむつの準備は忘れずに。回数も多くて大変なので、パパも練習していつでもスタンバイOK!でいてあげてくださいね。
新生児のママの一日
新生児ママの一日のスケジュールのモデルです。イメージする際の参考にしてください。
この通りにきっちりとなるわけではありません。赤ちゃんが起きる寝るのタイミングに併せましょう。
【新生児ママの一日のスケジュール】
時間 | 赤ちゃん | やること | ママとパパ |
06:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 朝食や身支度。 ママは産後で体調の悪い時はすぐに休養を。 長距離の移動には特に気をつけて。 |
08:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | パパ出勤。 赤ちゃんが寝たら掃除、洗濯。無理せず、出来ることだけ。 |
10:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | お腹がすいたら泣く。満足したら眠る。幸せそう。 お母さんは大変な時期。 |
12:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | お母さんのお昼ご飯&お母さんもお昼寝。 母乳のためにも、正しい栄養バランスの食事を心がけましょう。 |
14:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 赤ちゃんが眠ったタイミングで、夕飯の買い物へ。 あまり目を離せない場合は、周囲に協力を求めましょう。 |
16:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 洗濯物の片づけ、アイロンかけ。勿論疲れたら休養を。 寒暖の差にも注意したい時間帯です。 |
18:00 | ![]() | おむつ替えと授乳と沐浴 | 意外とお風呂が好き♪な子が多いようです。 夕飯の支度。 近くで炊事をしたりしてストレスを減らしましょう。 パパ帰宅。 |
20:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 夕飯の後かたづけ。パパの協力もあおいで。 |
22:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | パパに赤ちゃんを預けてママの入浴。 |
24:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 疲れはてて一旦パパもママも眠りましょう。 |
02:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 夜泣きしだしたらどちらかが起きてあやしましょう。 お互い疲れてるので支え合ってね。 |
04:00 | ![]() | おむつ替えと授乳 | 夜泣きしだしたらどちらかが起きてあやしましょう。 お互い疲れてるので支え合ってね。 |
最初の頃は、夜中急に起きだして泣くサイクルにうまく慣れず、疲れてしまったりすることも。
一番初めに育児に対するストレスを感じるのが、この時期です。新生児期独特のライフサイクルに振り回されてしまい、ママは寝不足になりがち。体調を崩したり、イライラしたりしやくすなるからです。この頃のママは、昼夜関係なく行動する赤ちゃんと生活を合わせて暮らすことを心がければ、ストレスになりにくいです。
又、昼間仕事に行くパパにとって、夜泣きは辛いもの。
週の初めの頃は、別の部屋でパパにはゆっくり休んでもらい、週末には一緒に生活してもらう、などの工夫しましょう。赤ちゃんの眠りのサイクルは、これ以後どんどん長くなり、夜泣きの回数もどんどん減っていきます。新生児の頃の生活は長くても2か月程のものです。この時期をあまり辛く考えず、「そんなに長く続く生活じゃないから」と割り切った考えができると良いですね。とにかく、この時期はママもパパも体調を崩す方が多い時期でもあります。体調管理にも気をつけましょう。
新生児は、夜中にどうしても目覚めてしまい、泣きだしてしまうもの。
夜中に目覚めて泣くことを「夜泣き」と言いますが、この夜泣き。近隣の方への迷惑も気になってしまいますよね。この場合、出産の報告と併せて「しばらくはご迷惑をかけます・・・」と一言周囲の方へのごあいさつをしておくと、トラブル回避になります。赤ちゃんを連れてごあいさつに行けば、可愛い姿に怒る人も少ないと思います。早めの対処が効果的ですね。
つれづれなるままに・・・ちっさいメモ
新生児のころの子育て・育児はなかなか大変!ママもわからないことが多いし・・・だっこ1つだって、大丈夫かな?と思ってしまうもの。
特に不安に感じるのは、体重増加と、病気。湿疹や発熱、あせもなどは、実は生まれたてのベビーには、よくあるもの。あまり神経質になりすぎても・・・とはいえ、やっぱり心配してしまいます。アトピーなどのアレルギーのケアには、効果の高い、赤ちゃんに適したスキンケアグッズを使いたいもの。人気ランキングや口コミも参考にして。けいれんや過剰の下痢・吐くなど急な変化にも対応できるように、かかりつけの病院・小児科への連絡先は、常にわかる所に準備して。